お金を増やす

将来のことは誰にもわからないので全部買ってしまえ、ある意味インデックス投資は将来に対する思考を放棄した暴論とも思える投資手法、といえるのかもしれません。ゆえに、面白味に欠ける退屈な投資手法とも揶揄されるのですが、そこには思わぬ副産物があるわけです。

少しでも豊かな老後生活でありたいという目的地に到達するために、大海原に漕ぎ出しました。長期にわたり、航路を守り続けるためには海図は必須であります。歴史を研究し、学んできた先人の方々の知恵は、老後生活に向けての嵐のような航海を乗り切るための海図といえるでしょう。

綺麗な建物、清潔感あふれる服装・・・そんなところに罠が仕掛けられているとは思いもしませんよね。しかし知識がなければ、罠を罠と見破ることは出来ません。自らの大切なお金は自ら守らなければなりませんね。

投資の三原則「長期・分散・低コスト」・・・金融庁のHPには「長期・積立・分散」とありますが、経済評論家の故・山崎元さんは積立の代わりに低コストを唱えられておりました。筆者もそれに倣っておりますが、あらためてコスト差の試算をしてみますと、ボッタクリ度（失礼！）がよくわかる結果となりました。

アラフィフともなると、資産形成できる時間が限られているためか、ついついハイリスク・ハイリターンを追い求めてしまうようです。しかしながら、リスクの取り過ぎは、リターンの期待値を自ら下げる行動と言えるのかもしれませんね。かのウォーレン・バフェットの言葉を噛み締める必要があるようです。

「長期・分散・低コスト」、「長期・分散・低コスト」、「長期・分散・低コスト」、念仏のように唱えれば、人は救われる・・・わけではないですが、お金を友達とするには大切なキーワードなようです。

お金・・・日本では兎角、汗水たらして働き、自らの努力の対価として得ることが良しとされます。また、清貧を美徳とする文化が長らく続いたため「お金を汚いもの」とする価値観が根強いのではないでしょうか。ボールは友達ならぬ、お金は友達。そんなお金が持つ無限の可能性を有効活用しませんか？